九州びとリレー　看護師

私は、昨年6月長く勤務した手術室から約20年ぶりに整形外科・耳鼻科・眼科の混合病棟勤務となりました。自分に病棟での業務や看護ができるだろうか？と不安でしたが、病棟師長、スタッフが温かく迎え入れてくれ、「活躍を期待しています」と言ってくださった時に肩の力がスーッと抜けたのを覚えています。スタッフや師長の期待に応えられるよう、日々頑張っています。職場の雰囲気はとてもよく、後輩育成もスタッフ全員で取り組んでいます。

現在の勤務体制は2交代です。子供は2人で、大学3年生と高校1年生になりました。子供が小さい頃は育児と仕事の両立にはとても苦労し、心と体のバランスを崩したこともありました。家族の支えはもちろん、職場の先輩の支えもあり今まで仕事を続けることができたと思います。「無理せず手を抜けるところは手を抜く」が私のモットーであり、完璧でなくても家族が笑顔でいるのが一番の支えです。夜勤や、仕事で帰宅が遅くなった時も子供や旦那さんが食事の支度など家事をしてくれているからこそ安心して仕事に集中することができています。感謝の気持ちを忘れずに、これからも家族の協力を得ながら仕事と家庭の両立をしていこうと思います。

私にとって仕事とは、「人生を豊かにするもの」です。家族との生活だけでは経験できない、様々な方との出会い・別れを経験でき、出会った方すべての方の人生にかかわることができるからです。出会った方の人生が豊かになるように、病気やケガでの入院生活が少しでも穏やかで安心できるように、日々担当ではない患者さんにもリハビリを頑張っていれば声をかけ、廊下ですれ違えば笑顔で挨拶をすることを心がけています。これからも、患者さんに寄り添い安心感を与えられるよう一人一人丁寧にかかわっていきたいと思います。