九州びとリレー　保育士

私が所属する療育指導室は、児童指導員・保育士が協働し、重症心身障害、在宅支援、通所、神経筋疾患である患者さんのQOLの向上と福祉的支援を行っています。私は今、小児科に在籍しており、子どもや家族が安心して楽しく入院生活を送れるよう多職種と協力しながら様々な支援を行っています。指導室のメンバーは、明るく和気あいあいとした雰囲気です。活動のアイディアをたくさん持っており笑顔が絶えない職場です。

わが子が2歳半までは、菊池病院や肥前精神医療センターに勤務し育児時間を1時間取得しました。福岡病院に異動してからは、フルタイム勤務で働いています。肥前と福岡病院は院内保育所があったので、転勤が決まっても保育園を探す大変さはあまり感じませんでした。また、何かあった時にもすぐにお迎えや対応ができる安心感がありました。育児時間や育児短時間勤務など子どもの状況に合わせて働くことができるのはとても助かりました。卒園するまでは、車内で楽しかったことや保育園での出来事を話す時間が癒しの時間でした。小学校に入学してからは、学童から家に帰るまでの道のりやご飯の時間、お風呂の時間などわが子とゆっくり話す時間を設けています。

私にとって仕事とは、「自分自身が成長できる学びの場」です。病院には、患者さんやご家族、そして様々な職種の方がいます。自分自身の経験が役に立つこともあれば、多職種から学ぶこともたくさんあります。患者さんやご家族と関わっていく中で福祉制度についてもっと学びたいと思い、社会福祉士取得の勉強もはじめました。これからも、新しい知識や療育技法などを積極的に学びスキルアップにつなげていきたいです。