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主任栄養士 E.Fさん

福岡東医療センター/栄養管理室/主任栄養士/平成19年4月1日入職(R6.4.1時点)

社風や職場の環境、 共に働くメンバーについてお教え下さい。

社風や職場の環境
私は大学卒業後、国立病院に入職し、結構な年数が立つのですが(自分の経験年数にびっくり)、転勤を4度経験し、産休育休取得後4月から復職しています。管理栄養士の職業で転勤がある職場は数少なく、それぞれの施設で診療する疾患や役割が異なるため、異動するたびに新しい発見や学びがあり知識の幅を広げられることが一番のメリットだと思っています。
国立病院の中には急性期、療養型(ハンセン施設含む)があり、急性期では救命救急患者の栄養管理やNST、療養型では患者満足度の高い食事の提供や長期的な栄養管理など携わる業務が異なります。また、九州グループの管理栄養士の集まりが年に数回、勉強会や研究会が開催されており、自施設で経験できない疾患の知識を増やす機会があったり、同年代・同じ役職の人と情報交換し、悩みを分かつ機会もあります。
こういった場に行くと、悩んでいるのは自分だけではないんだなと思え、不思議と次の仕事の日からまた頑張れます。試練も多くありましたが、国立病院にはたくさんの管理栄養士の仲間がいて乗り越えられることができたと思います。たくさんの仲間がいるのは国立病院のつながりがあるからこそなので、他の病院や施設とは違う魅力があります。 

現在の勤務体制と、私生活とのバランスについて教えて下さい。

事務職員2
私はプライベートでは2児の母であり、仕事では主任栄養士という役職に当たります。現在は周囲のご協力のおかげで午前午後30分ずつ育児時間を取得させていただいていて、自分の仕事をきちんとこなすためのタイムマネジメントと急に休まないといけない場合に備えて情報共有を日頃から意識しています。
帰ったら娘たちと一緒にご飯を食べ、一緒にお風呂に入り、一緒に横になり(寝たフリのつもりが朝まで寝ていることもしばしば…)、母がいない寂しさの埋め合わせをしています。

ズバリ、あなたにとって仕事とは?

私にとって仕事とは、人の役に立ちたい自分を成長させてくれる場所です。「生きることは食べること」。自分の結婚・出産・育児の経験が患者さんとのコミュニケーションで共感を生み、寄り添えることから管理栄養士の仕事の強みになります。栄養は家族にも患者さんにも大切なことです。知識不足な面も多々ありますが、学ぶ姿勢は忘れず、「生きる力」の手助けができたらとても嬉しいです。